NPO・自治体の活動紹介

清水海岸では、NPOや自治体による様々な活動が活発に行われています。富士の名勝として多くの人々に愛され、伝統の日本の景観を未来に伝えていくため、地元住民が中心となって環境保全や文化継承活動を続けています。

 NPO法人三保の松原・羽衣村


平成15年設立のNPO法人。三保松原の文化に着目しその継承と啓蒙を目的に主に文化事業中心に活動していました。しかし平成18年から松枯れが顕著化し整備活動も合わせて行うようになりました。毎週水、土曜日が定時の整備活動日です。参加者は企業や親子連れ、学生など様々な人たちが集います。NPOしおさい21や地域住民と羽衣ルネッサンス協議会を立ち上げ三保松原学の講座を文化庁のプランで実現しました。三保松原を中心に観光、環境、文化教育を三本の柱に、観光業者ではなく地域住民が主体となった観光地の構築をめざし、松原と人間が共生する循環型社会の実現を「羽衣ルネッサンス構想」として提唱しています。また、清水海岸侵食対策検討委員会にも参加しています。

団 体 名: NPO法人三保の松原・羽衣村
設 立 年: 2003年
代表者名 : 宮城島 史人
活動内容 :
  • 三保松原の週二回の整備活動「それいけコクモ隊」
  • 整備で回収した松葉のぺレット化
  • 「三保の松原美の世界」「三保松原文学散歩」の啓蒙
  • 三保松原の文化芸術の継承、三保松原学の確立

HPリンク :http://www.hagoromo-hotel.co.jp/hagoromomura/

 NPO法人海辺を考える「しおさい21」


海岸環境における問題や災害は国内外で深刻化するなか、海岸環境の保全についてその研究と対策が急務となっています。

持続可能なより良い海辺環境を保全・再生することを目指し、「山・川・海の連環」をキーワードに、地球環境の保全に関連した新技術や資源の活用方法について研究・活動・実践しています。海岸についての指標の設定や、海岸の健全度の判定、海岸環境保全を目的とした新技術の開発研究、解析等研究を行っています。また、新技術の開発・実証実験を、各省庁や地方公共団体、各関係機関や団体など連携して行い、清水海岸侵食対策検討委員会に参加するなど、清水海岸の保全再生に貢献しています。

団 体 名: NPO法人海辺を考える しおさい21
設 立 年: 2005年
代表者名 : 田中 博通
活動内容 :
  • 地元住民との意見交換や講演
  • 三保半島景観形成ガイドラインを策定
  • 海岸環境普及啓発活動へのサポート
  • 海岸環境に関する公開実験
  • 沿岸域に関する研究活動、啓発支援活動
  • 持続可能な国土創造に関する技術開発 …等

HPリンク :http://www.shiosai21.jp


 静岡市


静岡市では、地元地域、NPO、企業、学校等と連携し、松原の清掃活動や植樹活動を行っています。また、静岡県や国と連携して砂浜の防除やマツクイムシの対策をすすめ、三保松原を未来に伝えていくための保全活動や、富士山への眺望や松原への景観に配慮したまち並みづくりを、市民の皆様と共にすすめています。

団 体 名: 静岡市
活動内容 :
  • 三保松原保全活用計画、三保松原管理基本計画を策定
  • 三保半島景観形成ガイドラインを策定
  • 能羽衣ワークショップや現代音楽公演など舞台芸術の企画 …等
  • 三保半島景観まちづくり (講演会やまちづくりワークショップ)
  • 文化財、世界文化遺産の維持管理、保存と継承
  • 観光情報の発信

HPリンク :http://www.shizuoka-citypromotion.jp/mihonomatsubara/

三保松原